かかれもの(改訂版)

本や写真、現代思想の点綴とした覚書

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『ディアーナの水浴』失われたかがやきを求めて

『ディアーナの水浴』はピエール・クロソウスキー(Pierre Klossowski)によって著された、神話に関する注釈書です。 クロソウスキーは「ディアーナの水浴」の神話が後年の解釈によって戯画化、あるいは通俗化されてしまったといいます。この出来事は単なる…

続・枯尾花の時代

テクストにも枯尾花の時代*1があるのでしょうか。たとえそんな時代でも、私はテクストの幽霊を見続けていたいのです。 近親相姦的な料理本の世界では、盗作という概念は存在しないらしい。新たにローズマリーの小枝でもそろえれば、そのレシピは自分のものに…